【質問】パーキンソン病で家の中で動きやすくするには?



【答】

手すりをつけたり、段差をなくす工夫をしましょう

パーキンソン病では、積極的に体を動かすことが重要です。しかし、歩行に障害が現れていると、健康な人と同じようには動けません。 また、パーキンソン病の進行期には、転びやすくなりますが、転倒して骨折などをすると運動できなくなり、 さらに体の動きが悪くなります。こうしたことから、患者さんが安全に暮らせる環境づくりを行うことが大切です。 例えば、床に物を置かずにスッキリさせるだけでも歩きやすくなります。 そのほか、トイレを使いやすい洋式にしたり、手すりを付けるなどするとよいでしょう。 基本的には、高齢で働きにくくなった人がいる家庭での対策と同じです。 加えて、パーキンソン病の患者さんは、「布団を重く感じやすい」ので、掛布団は軽いものを使う方が楽になります。